ACCESS

ゆかり文化幼稚園では、
人生の中で幼児期にしか育たないと
脳科学的にも証明されている「情操」と、
それぞれの個性の中での「五感」が
豊かに広がっていくことを願い、
子ども達の触れる全ての教材や環境作りに、
妥協することはありません。
大人になってからも「真の本物を見極められる力」が
しっかりと備わるようにと
創立者の想いが今も
伝統として受け継がれています。

造形活動

絵の具
学校教材とは違う専門家が使用する専門的な絵の具を使用します。
色が混ざっても発色が濁ること無く鮮やかな描画は、健全な美的感覚を育てます。
木炭
太めの柳の枝を焼いてもらっています。大人用ではなく子どもの手の大きさを考慮し小さな手で描きやすいよう、直径を特注指定したものを使用しています。
粘土
陶芸用(焼物用)の泥粘土を使用しています。子ども達の手に触れる感触を考慮し、自然の物とはほど遠い感触の油粘土などは用いません。
また、教職員が園児の年齢に合わせて練り直し堅さを調節しています。
焼窯も完備しており毎年年長組では卒業記念としてオリジナルの焼き物を作ります。
紙(工作等)
教材用の安価なものでなく、昔ながらの紙専門店から取り寄せます。
質が良くきれいに染められている紙は、発色がすばらしく、子ども達のこだわりの創造する世界を見事に広げてくれます。
イーゼル
自分だけが持っている世界を身体全身を使って伸びやかに表現できるように立って描くことのできるイーゼルを使用しています。
思いのまま表現できるよう、毛が抜けにくくこしがある専門の筆を使用します。

音楽活動

オペレッタ
創始者による数多くのオリジナル作品を保育に取り入れています。
お話の世界に浸り歌ったり踊ったり、色々な役になってその世界に入り込みながら自分らしさを表現し、仲間と一緒に1つのものを作り上げる楽しさを知ることのできる、「歌と踊り」で展開する子どものための劇です。
「幼児教育の中で“音楽と動きの表現”は幼児の情操を豊かにし、人間性と集団生活ということを伸ばす上で非常に重要です。これは特に音楽家や舞踊家を作る教育ではありません。美しい物を美しいと感じ、それを表現し、創造できる精神を養うことです。」(オペレッタ作曲者藤田妙子より)
メディアで取り上げられている歌でなく、時代を越えた詩と曲の美しさを考慮するだけでなく、毎年違う子ども達の「世界観」「個性」「音域」を大切に考え、時に担任が作詞をし、音楽主任などが作曲し、過去の教材に甘んじること無く常に柔軟に「今」の子ども達に適切なものを追求し、それぞれの曲想に合った歌い方、曲の世界観や言葉を大切に伝えています。
なお、振りのある歌については、教員独自の振り付けを子ども達と楽しみます。(その後の舞踊劇・オペレッタへと繋がっていきます。)
合奏
簡易打楽器(タンバリン・カスタネット・トライアングル・すず)、及び特殊楽器(大太鼓・小太鼓・シンバル)を使用します。演奏曲は主にクラッシック曲の中から、行進曲や舞踊曲等で合奏を経験します。
1人1人が自分の受け持っている楽器に意識を持つことにより、協調性や集中力、他のパートにつられない強い自立心が育ちます。そして「やり遂げる」という達成感を得ることで喜びを分かち合い、それぞれが自分の持つ未知なる可能性に気付き自信をつけていきます。
なお、音楽そのものが持つ本物の調和を保つため、伴奏はピアノ専門の教員が担当します。

その他

冠物(かぶりもの)・衣装
冠物は段ボール紙での平面的なものでなく、できるだけ本物に近くなるように立体的に作っています。また、衣装も素材にこだわり、子ども達がその役になりきることが出来るよう細部にまでこだわって作っています。
なお、長年に渡り工夫している約100種類ほどの衣装・冠物全ては教員の手でオリジナル製作しています。
照明
ゆかり文化幼稚園の保育では、本物の教材だけでなく、環境の空間も昔から大切にしています。豊かな人間を育てるのには、とても重要なことだと考えます。
全ての活動は、活動内容に一番適した環境で行いたいので、園児の使用する保育室は決まっていません。(◯◯組の部屋はここ。という概念はなく、園舎内の保育室・テラスなど全ての空間が全園児の活動の場ということになります)
また、舞台や園庭で行う行事の際は、音響や照明も専門家が使用する機材を用い、音源も教職員が編集を重ね、本番直前まで細かくチェックし、子ども達の活動環境を最大限整えます。
ピアノ
各保育室それぞれにピアノが1台設置してあるので、常に生(本物)の音を感じる環境を整えています。また、子ども達に正しい音を届けたいとの思いがあり、ピアノは弾ける教員が担当しています。